職場や商談、デートの相手と何を話していいかわからない…となった経験はありませんか?
何を話そうと考えている間に続く沈黙の時間は、気まずいですし余計に話出しづらいですよね。
そんなあなたにおススメの本が「雑談の一流、二流、三流」です。
本書は雑談を上手にこなすための、誰にでもできるテクニックが記されています。
本稿ではそのエッセンスを、雑談の始まりから終わりまでの5ステップに纏めて紹介していきます。
各ステップを学ぶことで雑談の仕組みがわかり、仕組みがわかることで雑談が上手になります。
雑談が上手になることで、気まずい沈黙とはもうサヨナラです。
結論 ~本書から学べること~
雑談マスターになるために、「面白い話」は必要ない
あなたの周りに雑談が上手で、いつも誰かと楽しそうに話している人はいませんか?
その人はいつも思わず笑ってしまうような面白い話をしているでしょうか。
きっと答えはノーでしょう。
では雑談が上手になるために必要なことな何でしょうか。
それは雑談の方法を身に付けることです。
本稿では冴えない営業マンであった著者が売上1位の営業マンになる過程で気付いた、雑談が上手くなるためのメソッドからエッセンスを抽出してご紹介します。
あなたも雑談マスターになって、親睦を深めたい・お近づきになりたいあの人とドンドン仲良くなっちゃってください。
要諦 ~雑談の5step~
1.雑談を始める
まず雑談を始めるときに心構えておきたいのは次の3つです。
・挨拶には質問を足す
・表情を準備する
・名前を覚える
挨拶には質問を足す
「何を話したらいいだろうか」とモジモジしていたらいつまで経っても雑談は始まりません。
まずは「おはよう」、「お疲れ様」、「元気?」といった挨拶をしましょう。
その上でポイントは挨拶の言葉だけで終わらずに、相手への質問を足すこと。
例えば、「おはよう。昨日は遅くまで大変だったのに今日も元気そうだね。何か朝から元気になれる方法でもあるの?」など、相手に焦点を当てた質問を足してみましょう。
「実はね、ネットで調べた睡眠の質を高める方法を取り入れてから、朝スッキリ起きられるようになったんだ。」のように、スムーズな会話が始まること請け合いです。
表情を準備する
あなたが「この人話しやすいな」と思う人をイメージしてみてください。
その人はどんな表情をしていますか?しかめっ面や無表情でしょうか?
おそらくニコニコした顔や少し微笑んだ顔を思い浮かべるはずです。
なので、あなたも他の人が話しかけやすいようにできるだけ微笑んだ表情を準備しておきましょう。
名前を覚える
雑談は初対面だけではなく再会したときも当然に必要ですが、その時に相手の名前を憶えていることがとても重要です。
何故なら人間は自分に最も興味があり、自分に最も身近な名前には愛着を持っているからです。
それではどうやって1度だけ会った人の名前を覚えておくことができるのでしょうか。
その方法は「会話の中でとにかく相手の名前を呼ぶこと」です。
「佐藤さん今日はよろしくお願いします。」「佐藤さんはどこのご出身ですか?」「へー、佐藤さんは千葉のご出身なんですね。」などです。
2.話を広げる
雑談が一言二言で終わらないように、話を広げるためには次の3つを意識しましょう。
・相手に話をさせる
・褒める+質問
・相違点に興味をもつ
相手に話をさせる
話を広げる方法はズバリ相手に気持ちよく話をさせることです。
自分の持ち駒だけで話を広げることには限界があると思いませんか?
ではどうやって相手に話をさせるか、ポイントは具体的かつオープンクエスチョン(Yes/Noで答えない質問)です。
例えば相手が朝食は食べない派の人だったら、「どんないいことがあるの?」「何がキッカケで始めたの?」「空腹が辛いときはどうするの?」という具合です。
このように質問することで相手がついつい話してしまう、すなわち話が広がる状況を作ることができます。
褒める+質問
更に気持ちよく話をしてもらう方法として、褒める+質問がおススメです。
理由はシンプルで、褒められて嫌な気持ちになる人はいないからです。
あなたもふとした瞬間に誰かから褒められて、ウキウキしたことはありませんか?
ただし褒めるだけ、例えば「スーツが素敵だね」で終わりにせず、「どんなところで買っているの?」「スーツ選びのこだわりはどんなところなの?」のように質問を足すことが大切です。
そうすることで相手は良い気分で話ができるので、自然と会話が弾むようになります。
相違点に興味をもつ
”相手との共通点を見つけることで自然と会話が盛り上がる”とはよく聞きますが、果たして相手との共通点はそんなにあるものでしょうか?
出身地、趣味、好きな映画など、どれをとっても人それぞれで、むしろ相違点の方が多いと思いませんか?
つまり共通点を見つけることよりも、相違点に興味をもって質問する方が話を広げやすいのです。
例えば自分と違う趣味がある人には、「どんなところが楽しいの?」「おススメの始め方は?」「どんなときにやるの?」のように、違いを深堀りして質問してみましょう。
話が広がるのはもちろんですが、自分の知らない世界を知れることであなた自身のプラスにもなりますよね。
3.話を聞く
雑談を始めるときも話を広げるときも、相手に質問をするわけですから聞き方も当然ながら大事ですよね。
・イメージを共有する
・相槌にバリエーションをもたせる
・ネガティブな話題は励ます
イメージを共有する
よくコミュニケーション関係の話で、「相手の話に共感をすることが良い」と聞きますよね。
ですが、どんな話にも共感することは難しいと思いませんか?
そこで相手の話に共感をしやすい方法として、イメージの共有を使いましょう。
話の中で相手が見ている景色や気温、服装、持ち物などを想像することで、自然と同じような気持ちに近づくことができます。
加えてイメージできないことは相手に質問することで、更に話も広がりますよね。
相槌にバリエーションをもたせる
自分が話している相手が、「へぇ、ふーん、そうなんだ」しか言わなかった場合、話聞いてくれているか不安になりませんか?
相槌の打ち方も手を抜いてはいけません、相槌に感情を足すことで会話に抑揚をつけましょう。
例えば「へぇ、すごいね」や「ふーん、信じられないな」、「そうなんだ、大変だったね」のように言葉を足してみましょう。
もしくは相槌そのものに感情をもたせる(うーん、うんっ、うんうん など)方法も良いと思います。
ネガティブな話題は励ます
ここまでで大体の話は上手に聞けるようになっていると思いますが、聞き方が最も難しいのはネガティブな話題です。
例えば「今の会社は残業がきつくて・・・週末になるとヘトヘトで何もできないよ」と言われたら、どのように反応しますか?
そんなときは相手を励ます(承認する)言葉を返してあげましょう。
今回の場合は「そうなんだ。でも、そんなブラックな会社で2年も働いてすごいね!ガッツがあるんだね」という具合です。
そう思うと、定期的に人を励ますワードを連発するタレントが出てくるのも納得感がありませんか?
4.盛り上げる
相手が気分よく話しているのですから、あなたが話すときはさらに会話を盛り上げましょう。
・話は30秒以内で細切れに
・オノマトペを使う
・例え話を盛り込む
話は30秒以内で細切れに
人は誰かの話を30秒程度しか集中して聞くことができないと言われています。(テレビCMも概ね30秒以内ですよね。)
あなたも相手のダラダラと続く話に飽きて、別のことを考えた経験はありませんか?
そこで一人質問や演技といったテクニックで、さもあなたが会話のボールを持ち続けていないように見せかけましょう。
一人質問とは「~だと思いませんか?」「~だったらどうしますか?」といった投げかけを入れること、演技は話の登場人物になりきることです。
オノマトペを使う
相手の集中力を途切れさせない方法として、オノマトペを使って話にアクセントをつけることも有効です。
オノマトペには擬音語と擬態語があり、前者は「ドサッ」「ドーン」「カチッ」のように何かの音を言葉で表現したものです。
一方で後者は「ニコニコ」「モジモジ」「ハラハラ」など状態や感情を言葉で表現したものです。
「目の前に参考書が積まれた」より「目の前に参考書がドサッと積まれた」の方が情景を浮かべやすいですよね。
例え話を盛り込む
少し複雑な話をするときや相手が知らないかもしれない話をするとき、あなたならどのようにわかりやすく伝えますか?
理解できない話をされると、結局は何を伝えたかったのかがわからないときがありますよね。
そんなときは相手の身近なものや似たようなことなどを使って、例え話を盛り込んでみてください。
「リンゴみたいな赤」「羽のような軽さ」「鉄のような硬さ」というように、例えを入れるだけで想像がしやすくなりますよね。
5.好印象で締める
せっかく楽しい雑談で盛り上がれたわけですから、最後もきれいに締めて好印象を残しましょう。
・具体的な振り返り
・余白を作る
・感謝は最後の一瞬まで
具体的な振り返り
楽しい飲み会やデートなどの別れ際、あなたは最後に何と言って楽しかったことを伝えますか?
「今日は楽しかった、また会おうね。」ではまだまだ二流、あまりにテンプレート過ぎますよね。
最後の一言まで記憶に残す方法は、会話の中で印象に残ったエピソードに感想を添えて伝えることです。
例えば「ちょうど良い握手の強さは、ゆで卵がギリギリ潰れない程度の話、面白かったです。」といった具合に。
そうすることで、「この人は私の話をきちんと聞いてくれたんだ、また話したいな。」という印象で別れることができます。
余白を作る
次の飲み会やデートに誘ってもらえるように、楽しい印象を一生懸命にアピールしたり、強引に次の約束を取り付けようとしてませんか?
それでは必死感が丸出しで、却って悪い印象を残しかねません。
相手から「また会いたい!」と誘わせてしまう魔法のようなテクニック、それは会話の中に次回のお楽しみを作ることです。
人は空白を埋めたい心理が働くようで、よくTVで見かける「答えはCMの後!」はまさにその技法を使っています。
「山田さんはビール党なんですね。ビールにすごく拘ってるお店が上野にあって、山田さんにも紹介したいな。」のように、最後に呟いてみましょう。
きっと相手は「えー、何それ。どこどこー。気になる!」となって、またあなたを誘ってくれるようになります。
感謝は最後の一瞬まで
最後にお伝えしたいのは言葉のテクニックではなく精神面、感謝の気持ちです。
商談の去り際、誰かのお見送り、友人との別れ際など、相手が見えなくなるまでお辞儀をしたり、手を振ったりしていますか?
今日会ってくれたこと、話してくれたこと、聞いてくれたこと、最後の一瞬まで感謝を伝え続けましょう。
逆の立場になって考えてみれば、そのような態度をとってくれた相手には好意的な印象を受けますよね。
終わり良ければ総て良し、神は細部に宿るです。
まとめ
この記事では雑談をとおして誰かを仲良くなれる方法をお伝えしました。
その方法は、雑談を1.始めて、2.広げて、3.話をよく聞き、4.盛り上げて、5.好印象で終わる、という5つのステップでしたよね。
そして肝心なことは、5つのステップに共通して相手に焦点を当て続けることです。
冒頭の結論でお伝えしたように面白い話を用意する必要はありませんし、各ステップでご紹介したことは気を配れば誰にでもできることです。
まずはその人との今日の始まりに、気持ちの良い挨拶から始めてみませんか?